安倍元総理が銃撃され死亡した事件を受け、旧統一教会の韓国の本部でかつてナンバー2だったとされる男性が事件について謝罪し、現在の教団について批判しました。

旧統一教会元“ナンバー2” 郭錠煥氏
「責任がないとは思っておりません。心より申し訳なくお詫び申し上げます」

山上徹也容疑者が安倍晋三元総理を銃撃し、死亡させた事件の動機をめぐっては、山上容疑者の母親が多額の献金をしていた宗教団体「世界平和統一家庭連合」=旧統一教会への恨みを募らせた末の犯行だとみられています。

これを受けて、旧統一教会の韓国の本部でかつて「ナンバー2」だったとされる郭錠煥氏がきょうソウルで会見し、事件について謝罪しました。

この中で、郭氏は日本の旧統一教会について、献金を作り出す組織から正常な組織に変えようとする動きがあったものの暗礁に乗り上げたなどと主張し、現在の教団を批判しました。

旧統一教会元“ナンバー2” 郭錠煥氏
「(現在の教団が)正道からどれだけ外れているかを究極的に示す事件です」

一方、韓国にある教団本部は「事実関係があまりにも違う」などと反論しています。