世界的指揮者の小澤征爾さんの訃報を受け、セイジ・オザワ松本フェスティバル実行委員会の名誉会長を務める長野県の阿部知事は、長野県に最高水準の音楽芸術を響かせてくれたと哀悼の意を表しました。

阿部知事は9日夜、小澤征爾様ご逝去に際してと題したコメントを発表しました。

この中で阿部知事は、
小澤征爾様の突然の訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。とした上で、
「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」を総監督として創立していただき、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」となった現在に至るまで、天性の鋭い音楽的感覚、優れた技術に支えられた瑞々しさと集中力に満ちた指揮により、長野県に最高水準の音楽芸術を響かせるとともに、世界的な音楽祭に育てていただきました。これまでに賜った幾多のご厚情に改めて深く感謝いたしますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
としています。

また、2007年のサイトウ・キネン・フェスティバルからボランティアとして携わっている松本市の福澤崇浩(ふくざわ・たかひろ)さんは、次のように話しました。

福澤崇浩さん:
「いろんな思い出があるので、ただただショックでした」
「松本の楽の都を作り上げてくださった、とても偉大な方だったなと
思います」
「ただただありがとうございましたというのが一番。あとはごゆっくり休んでくださいというところです」