
自分の体をうまく使いこなせるようにー。オフの自主トレでは体のキレとバランスを養うメニューをこなした。地道で根気のいる内容でも、その中に楽しさを見出す前向きさで自分を磨き続けた。

栗林良吏 投手
「(ことし)初めてマウンドに上がったときでも全然、傾斜が嫌なふうには感じなかったので、体幹トレーニングが生きているなと思いました。そういう意味では、体幹トレニング、バランストレーニングが大事なのかなと思います」

そして、完全復活の鍵を握る「 “伝家の宝刀” フォーク」―。去年はその感覚がずれ、さまざまな握りを試すなど試行錯誤の日々を過ごしたが、そこでもまた1つの答えにたどり着いた。

栗林良吏 投手
「握ったときに違和感のない握り方が一番、自分の中で好きなので。だから、なかなか変えられないっていうのもありますし、(去年は)変えてもよくならなかったからこそ、結局、握りじゃないのかなと、体の使い方なのかなという感じなので」
さらに今シーズン、掲げるもう1つの目標が、“ストレートの平均球速の向上” ―。

栗林良吏 投手
「やっぱりスピードっていうのも武器なのかなというのを感じているので。抑えているピッチャーは、広島はストレートが強いピッチャーが多いので。大道(温貴)もそうですし、矢崎(拓也)さんも島内(颯太郎)もみんな、ストレートが強くて、変化球が生きるっていう感じだったので。それはもう、ずっと目の前で見てきて、やっぱりストレートは大事だなと、そこから思うようになりました」