能登半島地震の被災地を現地調査した専門家が講演し、南海トラフ巨大地震で被害が想定される愛媛県内でも、災害に備える意識を持つことが重要と述べました。
(愛媛大学防災情報研究センター・二神透副センター長)
「山道の至る所で山腹崩壊が発生している。見てもらっているのは、能登半島地震の写真だが、同じような被害が県内各地で発生するのではないかと思う」
愛媛県松山市内で開催された防災に関するセミナーでは、愛媛大学防災情報研究センターの二神透副センター長が講演し、能登半島地震では、古い家屋の倒壊による被害が多かったことなど、現地調査の結果を報告しました。
その上で、県内でも1万6000人を超す人的被害が予想されている南海トラフ巨大地震に言及しました。
(二神透副センター長)
「愛南町は14分で津波が来る」
二神副センター長によりますと、1891年の濃尾地震以降、東日本大震災までの120年間に、死者と行方不明者をあわせ1000人以上の地震が12回発生しているということです。
そのため自主的な避難など、能登半島地震や西日本豪雨の教訓を生かし備える意識が重要と強調しました。
(二神透副センター長)
「行政の避難情報を待つのではなく、早めの行動に結び付けることが大切」
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