甲府市の稲積神社で裁縫に使った縫い針を供養する江戸時代からの伝統行事=針供養祭が行われました。

稲積神社の針供養は針仕事の技術上達や商売繁盛を願って毎年、事始めの日にあたる2月8日に行わる伝統行事で、江戸時代から続いています。

今年の針供養には和服を専門的に仕立てる和裁士など服飾関係者ら15人が参加しました。

参加した人たちは1年間仕事に使って折れ曲がった縫い針を持ち寄り、感謝の気持ちを込めて柔らかいこんにゃくに刺し供養しました。

参加者は:
「神主さんが着ている袴や装束を作っています。一緒に仕事をしていた針なので、供養してもらい上達祈願になれば良いと思う」

針は境内の供養塔に納められ、参加者は技術向上などを願うお札を受け取っていました。