働き方改革の一環で、今年の4月から始まる時間外労働の規制強化。人手不足の建設業界も今後の「働き方」について模索しています。
神奈川県横須賀市。工事現場を検査をしているのは設計士です。実はこの検査に、多くの「時間」が費やされています。
清水建設 構造設計部1部 見分一郎 設計長
「(現場まで)電車で60分ですね。この後、タクシーで15分くらいかけて移動します」
この日、検査を始められたのは、会社から出て、実におよそ3時間後。
建設現場では、図面通りに工事が行われているかの検査に設計士が必ず立ち会う必要があります。地方の場合もあるため、移動の負担が大きいと言います。
清水建設 構造設計部1部 見分一郎 設計長
「1日1件がマックスですね。(移動時間がなければ)2件3件っていうのはできるんじゃないかと」
1年に60万件の着工件数があるとされる建設現場。膨大な時間が「移動時間」に費やされているのです。建築業界の人手不足も深刻な中、さらに4月からは時間外労働の時間が制限されます。
人手不足に働き方改革。この難題を解決しようと、最新技術を使った新たな取り組みが始まっています。
記者
「こちらのゴーグルかけてみると…、建物の設計図が3Dで表示されています」
3Dの設計図を使って、インターネット上の仮想空間で建設現場での検査を社内から行う実証実験です。国交省が建築のデジタル化を進める中で、この会社では一部の検査で実証実験を進めています。
清水建設 デジタルデザインセンター 宮本敬行 設計長
「現物を見るためだけに(現場に)行かなければならないのはゼロにしたい」
加速する人手不足を最新技術で効率化。先を見据えた改革が始まっています。
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