子どもたちが地域への理解を深めます。岡山市内では、地元の海についてもっと知ってもらいたいと、小学校で4年ぶりとなるノリをすく「ノリすき」の体験学習会が開かれました。

小学生と一緒に「ノリすき」を行うのは、児島湾でノリの養殖を行う小串漁協の漁師らです。

小串沖でとれるノリや、海について関心を高めてほしいと20年以上前から行っている体験学習で、児童20人が参加しました。

(小学4年生)「楽しかった。押すやつ」

(小学3年生)「ノリの作り方が大変だなということを知ることができました。塩とかかけて食べたいです」

漁師の後継者不足や、魚がノリを食べる「食害」が深刻化しています。そんな中、小串小学校では児童がアマモの栽培などを行い「豊かな海」についての理解を深めてきました。

(小串漁業共同組合 木林洋介さん)「小学生の人数も少子化で減ってきていますけど、こういう体験がやっぱり貴重だと思うので、今後も続けて、小串でノリを養殖していることをみんなに知ってもらえれば」

すいたノリは天日干をして、後日児童が自宅に持ち帰って食べるということです。