■プロ野球 ロッテ春季キャンプ(5日、 沖縄・石垣市)

ロッテの安田尚憲(24)は第1クール最終日、午前中は守備練習、午後はバッティング練習に精を出した。安田は「毎年そうですけど、最初は力んだり緊張したり疲れもどっとくるんですけど、その中でもいい練習ができている」と第1クールを振り返った。

昨季は三塁手としてチームトップの106試合に出場した安田。今年はチーム力向上を目指し、内野手のポジションシャッフルが行われており、安田は早出練習から一塁の守備にも取り組んでいる。「ファーストもサードも両方やっていく中で景色が違うので、そこは慣れるしかない。ファーストのノックの量も増えていますし、シフトの確認も入念にしていかないといけない」と前向きだ。

一方、バッティングは柵越えを10本以上打つなど順調な様子。「課題は沢山ありますけど、その中でも自分の感覚を大事にしながらバッティング練習をしている」と話した安田。日本野球への理解を深め、チェコに還元する目的で、ロッテに帯同しているWBCチェコ代表アレックス・ダーハク打撃コーチがバッティングピッチャーを務めた際「ナイスバッティング!」と声を掛けられる場面もあった。

7日からの第2クールに向けて「まだグラウンドに出ると力みが出ているので、そういった中でも自分のスイングができるようにしていきたい」と意気込んだ。

■安田尚憲(やすだ・ひさのり)
1999年4月15日生まれ、大阪府出身。188㎝95kg、右投左打、内野手。17年ドラフト1位、履正社高~ロッテ。去年のCSファーストステージ第3戦、サヨナラタイムリーを放ちチームをファイナル進出に導いた。