岩手県は5日、総額7300億円あまりの新年度当初予算案を発表しました。達増知事は去年の知事選で訴えた公約を踏まえて「『希望郷いわて』その先へ予算」と名付けました。

(達増知事)
「希望郷いわてのその先へつながる道を切りひらくという思いを込めて命名しました」

5日発表された岩手県の新年度一般会計当初予算案の総額は7322億円で、今年度当初に比べて率にして5.1%、392億円少なくなりました。
主な要因は新型コロナ対応分が減ったためで減額は9年連続です。
このうち震災対応分は41億円減って325億円で2012年度以降最少を更新しています。
この予算では今年度と同じく4つの重点事項が掲げられています。
「人口減少対策」に221億円、
「GX=グリーントランスフォーメーションの推進」に93億円、
「DX=デジタルトランスフォーメーションの推進に51億円、
そして「安全・安心な地域づくり」に476億円を計上しました。
このうち最も重視している人口減少問題に関しては県と市町村が地域課題を解決するため連携を強化する事業費1億円の中に、小規模な町村へ県職員を派遣する取り組みが盛り込まれています。
県の当初予算案は2月14日に招集される県議会2月定例会に提案されます。