2025年は昭和100年の年にあたります。
盛岡市の盛岡てがみ館では、館内に収蔵されている昭和の出来事に関する資料を集めた企画展が開かれています。

昭和元年から昭和64年まで、岩手では岩手国体や東北新幹線開通などさまざまな大きな出来事がありました。
この展示会は、絵葉書など盛岡てがみ館に収蔵されている昭和の出来事に関する資料66点を集めて行われています。

こちらは昭和5年に発行された、国鉄山田線の区界ー松草間の開通を記念した絵葉書です。左下に盛岡駅から宮古駅、そして山田駅までの勾配図があります。
盛岡から区界までがかなりの勾配であることが分かります。
この区間、2回のスイッチバックを要したことが思い出されます。

こちらは東北新幹線開通記念切手帳です。

盛岡、北上、一ノ関、古川などの区間の「20分(20円)」「18分(18円)」などの所要時間を切手で表しています。
ちなみに当時、新花巻駅、水沢江刺駅、くりこま高原駅はまだ無かったのですが、この当時をご存じない方も多くなっているのではないでしょうか。

こちらは昭和61年に発行された無形民俗文化財「チャグチャグ馬コ」の切手帳です。
60円の記念切手と、1円切手、6円切手、15円切手が貼られています。
このころは曜日に関係なく、6月15日に行事が行われていたことを思い出します。

それぞれの展示物から、大きなイベントの開催で岩手が盛り上がり、人々がそれを楽しんでいた様子が伝わってきます。

この展示会は12月2日(火)まで、盛岡市の「盛岡てがみ館」で行われています。