下関名物で壮行会

ジャックさんと交流のあるシェアハウスの人たちが壮行会を開いてくれました。

ジャックさん
「めちゃめちゃうまそう…(食べる)めっちゃおいしい!」

下関名物・瓦そばで送り出します。

ジャックさん
「最後に下関の瓦そばを食べて旅に出ようと思っていたのでほんとうにめっちゃエネルギーになりますね」

集まった人たちは皆、ジャックさんに理想の若者像を見ているようでした。

シェアハウスの住人・まりえさん
「自分がやるって言ったことを貫く行動力と意志の強さがすごいなと思って応援しています」
シェアハウスの住人・キムさん
「2年半後のジャックが…もっと経験値がたまってから帰ってくると思うからいまと同じ雰囲気なのか楽しみだなあと思いますね」

想像もつかない過酷な旅を目の前に、ジャックさんは下関での再会を誓いました。

いよいよ出発、空路ベトナムへ

ジャックさん
「おはようございます」

1月下旬、福岡空港にはジャックさんの姿がありました。旅に向けた準備は万端整っています。持ち歩くバッグは突然の雨をもたらす熱帯雨林の気候にも耐える仕様で、ジャックさんの旅に賛同した企業から提供されたものです。最も大切なリアカーは丈夫さを増すよう、改造や改良を重ねました。

ジャックさん
「このベアリングとか回転がまっすぐになるように調整したりとか、大変でしたね。これも自転車屋さんに教えてもらいながら」

当初は飛行機に荷物として預けられない大きさだったので、改造して重量や大きさを絞り込みました。同行する仲間と分担して飛行機に積み込みます。

エアラインの係員
「お待たせいたしました、ホーチミンまで、荷物2点預かりました」
ジャックさん
「はい、ありがとうございます」

追加料金はかかりましたが無事載せることができました。

ジャックさん
「とうとうこの日が来たなっていう感じですね、やっと出発する日が来たなって。マジックをして交流して出会いの旅になればいいなって思いますね」

多くの出会いを重ねて下関に戻ってくることを誓った着物マジシャン。長くて厳しい旅の先に何があるのか、若者はただ前を見て、力強く踏み出していきました。