日本陸連は18日(日本時間)、世界陸上女子マラソン代表の新谷仁美(34)が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表し、18日午後10時15分から行われる女子マラソンへの出場は絶望的となった。

大会3日目(現地17日)に選手・役員の計4名が、発熱などのため選手村内でPCR検査を施行したところ、陽性と判断されたという。新谷の他、野口英盛コーチ、横田真人コーチ、三浦康二コーチの3名が陽性と判断された。

日本選手団ドクターと大会主催者の指示に従い、選手団との隔離のため、別棟で5日間の安静加療を行うことになった、としている。

新谷はこれまで3回(11年テグ大会5000m、13年モスクワ大会10000m、19年ドーハ大会10000m)、トラックで世界陸上に出場。今回は4回目の世界陸上で、初のマラソン挑戦だった。

新型コロナの影響による欠場は、女子マラソン代表では一山麻緒(25)、男子代表では鈴木健吾(27)に続いて3人目となる。

日本選手団は新型コロナワクチンを2回以上接種済みで、出発時には成田空港にて抗原検査を受け、陰性を確認した上で出国していた。また、感染防止対策の強化としてN95マスクの着用などを実施していた。