■四大陸フィギュアスケート選手権(2日、中国・上海)

女子フリーが行われ、ショートプログラム首位の千葉百音(18・木下アカデミー)がフリー143.88点、合計214.98点の自己ベストをマークし初優勝を飾った。

日本勢はSP4位の渡辺倫果(21・TOKIOインカラミ)が3位、SP5位の三原舞依(24・シスメックス)は7位で今大会を終えた。

SPで自己最高の71.10点を叩き出した千葉はこの日も会心の演技。最終滑走で緊張感のある中、冒頭の3回転フリップからの連続ジャンプを決めると、アクセル、サルコウも流れのあるランディング。後半も3回転ルッツからの連続ジャンプなどで得点を重ねていき、ジャンプはほぼノーミスで最後まで安定感のあるスケーティングを披露した。演技後は両手でガッツポーズ。2位のキム・チェヨン(17・韓国)に10点差以上つけての優勝で、初出場の世界選手権(3月、カナダ)に向けて大きな弾みとなった。

渡辺は大技のトリプルアクセルを決めるなど、ジャンプで大きなミスはなく滑り切った。フリーは2位の134.95点、合計202.17点で3位表彰台入りを果たした。

過去2度四大陸を制している三原は、今季は右足首のケガの影響で11月の中国杯を欠場するなど、表彰台から遠ざかっている。この日は3回転ジャンプが2回転になるなど、得点が伸びずフリー118.89点、合計184.07点で7位。

【女子結果】
1位)千葉百音(日本)合計214.98点
2位)キム・チェヨン(韓国)合計204.68点
3位)渡辺倫果(日本)合計202.17点
4位)アバ マリー・ジーグラー(米国)合計201.19点
5位)ウィ・ソヨン(韓国)合計193.57点
6位)マデリン・シーザス(カナダ)合計185.69点
7位)三原舞依(日本)合計184.07点