紗栄子さん【能登半島地震】被災した牧場の苦境を伝える「27頭の和牛をやむを得ず放牧」「乳牛も断水で生乳を出荷できず、手放す」【Think The DAY】

2日、タレントの紗栄子さんは、自身が代表を務める団体「Think The DAY」の支援活動として、能登半島地震で被災した能登町「能登牧場」と珠洲市・八ケ山の「松田牧場」に支援物資を届けるために訪れたことを、自身のインスタグラムで伝えています。

紗栄子さんは「松田牧場さんでは一棟の牛舎が傾いたことにより27頭の和牛をやむを得ず放牧することとなり、乳牛も断水で生乳を出荷できず、手放すことを決められたとのことでした。」と、牧場の苦境を目の当たりにしました。状況は極めて厳しく「放牧状態の牛や馬たちもおり、柵も壊すことからいつ牧場外に出てしまうかわからない状態」と、牧場主の方のやりきれない思いを伝えています。

さらに松田牧場の奥にある牧場では、土砂崩れのために孤立。牧場主の方は救助されたものの「残った乳牛約３０頭は倒壊した牛舎の下敷き」という、痛ましい状況にあるとのこと。しかし「倒壊した牛舎のわずかなスペースで生きていた子牛を、行政のかたや牧場主さん、周りの牧場のみなさんで何とか助け出すことができ、今では無事に他の牧場で過ごしているとのことです。」と、関係者皆で力を合わせて子牛を助けて運ぶ動画を投稿しています。

牧場主の方からは「公益社団法人石川県畜産協会と石川県酪農業協同組合が畜産生産者を支援するための災害義援金の受付を開始している」と伝えられたとのことで、紗栄子さんは「肉牛、酪農、養豚、養鶏と、畜種ごとに義援金受付の口座を分けて募集されており、義援金は畜産生産者団体へお届けされるとのこと」と、細やかに情報を伝えています。