■カーリング 日本選手権 2次予選リーグ最終戦 ロコ・ソラーレ ーフォルティウス(2日、北海道札幌市)

カーリングの日本一を決める日本選手権、女子2次予選リーグ最終戦でロコ・ソラーレはフォルティウスに7-6で勝利したが、対戦成績などで予選敗退となった。決勝トーナメントに進めなかったのは2018年に欠場して以来となる。
         
2次予選リーグに入って連敗、あとのないロコ・ソラーレは第1エンドで、有利な後攻だったが、藤澤五月(32)のドローショットはショート。リード吉田夕梨花(30)、セカンド鈴木夕湖(32)が必死にスイープするもフォルティウスに2点を許すスタートとなった。

つづく第2エンドですぐに同点に追いついたが、対するフォルティウスはアイスの読み、スイープに隙がなく第3エンドで再び2点のリードを奪われた。追いかける展開となったロコ・ソラーレは第5エンドで鈴木がガードを利用したダブルテイクアウトを成功させ、1点ビハインドで前半を折り返した。

後半最初の第6エンドはここまでドロー、テイクショットを95%の高確率で決めていたフォルティウスの小谷優奈(25)のショットが狙い通りいかず、ロコ・ソラーレに1点追加。スティールで4対4の同点となった。第7エンド、ロコ・ソラーレは徐々に藤澤のショット精度があがり、フォルティウスにプレッシャーをかけ1点を追加。連続スティールでこの試合初めてリードを奪った。

しかし、第8、第9エンドでフォルティウスに得点を許し、1点を追う展開で第10エンドを迎えた。ロコ・ソラーレは最後の一投を残し、2点が入ることが決定的になり7-6で勝利した。前日の試合後にスキップの藤澤は「私たちの強みは崖っぷちから」と話していたが、対戦成績などで惜しくも予選リーグ敗退となった。

1位通過は4勝1敗の北海道銀行が明後日4日の決勝に進出。3勝2敗で3チームが並んだが対戦成績で明日3日の準決勝にSC軽井沢クラブ、中部電力が進んだ。

今回から大会レギュレーションが変更になり、1次予選リーグ上位3チームが2次予選リーグに進出、試合結果を持ち越され、さらに上位3チームによる決勝トーナメントが行われる。
優勝チームは世界選手権大会2024(男子3月30日〜4月7日、女子3月16日〜24日)に日本代表として派遣される。

■2次予選リーグ最終戦
フォルティウス|0|2|0|2|0|0|0|1|1|0|計6
ロコ・ソラーレ|0|0|2|0|1|1|1|0|0|2|計7