千葉市にあるZOZOマリンスタジアムで、テロを想定した訓練が初めて行われました。

千葉市のZOZOマリンスタジアムできょう行われた訓練は、イベントの開催中に観客席に爆発物が仕掛けられたという想定で、警察や消防、それに千葉ロッテマリーンズの職員などおよそ120人が参加しました。

「緊急事態が発生しています」とのアナウンスが流れる中、まず、千葉ロッテマリーンズの職員が観客をスタジアムの外に避難させる手順を確認。その後、警察官が現場から立ち去ろうとする犯人を確保しましたが、犯人が「まだ爆弾を仕掛けている」と発言したことから、警察の爆発物処理班が重機などを使って爆発物を回収しました。

訓練は、けが人が出ているとの想定でも行われ、消防が担架を使ってけが人を運び出しました。

ZOZOマリンスタジアムで合同訓練が行われるのは初めてで、警備部参事官の石山直志警視は「各機関の任務分担と連携要領を確認する上で有意義なものになった。各機関で訓練を実施して個々のレベルアップを図りつつ、定期的に合同訓練を行いたい」としています。