窓ガラス割って入り、教室で一夜過ごす…

富山市議会 押田大祐議員:「『まだ鍵あかんがか』っていう。『誰鍵開けるがよ』っていうそういう怒号のような声。子どもや女性の方は不安そうに。一刻も早く暖かいところへ。せめて高いところへ」

その場に居合わせた富山市議の押田大祐さん。地震からおよそ20分後の午後4時半ごろのことです。

富山市議会 押田大祐議員:「地震がガラガラガラと来た時に将棋倒しになって。二次災害が起きるかなと思って。中に入れなきゃなと。鍵を持っている地区センターの所長も来てない。学校の先生もまだ到着していないという状況だったので」

押田市議が市に連絡、許可を取ったうえで、住民が窓ガラスを割って中に入り、教室で一夜を過ごしました。

富山市議会 押田大祐議員:「迷うことなく割るべきだなと思いました。水橋って全然高いところがないんですよ。じゃあ避難所である小学校。耐震補強もしてありますので割って安全なところに逃がすのは当たり前のことだと思いました」

鍵を管理する市の職員が小学校に到着したのは、地震から50分後の午後5時ごろのことでした。この小学校を含め、富山市の沿岸部では9つの小中学校で窓ガラスが割られていました。