プラスチック製のボールと卓球より一回り大きいラケットを使うラケットスポーツで、コートの広さはバドミントンと同じ。アメリカで話題沸騰中のスポーツ“ピックルボール”、その人気の理由を解説します。
海外セレブにも人気?ラリーの続きやすさが魅力!

良原安美キャスター:
賞金総額が約7億円のプロリーグも発足した、アメリカで人気沸騰中のスポーツ「ピックルボール」。日本でもブームとなるのでしょうか?
プロリーグを目指す日本人選手も出てきたピックルボールは、2021年にアメリカでプロリーグが発足しました。プロソフトテニスプレーヤーで、アメリカのプロリーグに挑戦する船水雄太選手(30)とは、松田さんも交流があるということで。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
友人で、一緒にランニングもしたりしているんですけれども、最初に出会ったころは、ソフトテニスプレーヤーとして出会ったんですよ。
ただ彼は、硬式テニスと比べて、ソフトテニスだと活躍してもなかなか知名度が上がっていかないというところに悩みを抱えていました。そんな彼が、この流行っているピックルボールにフルコミットしたので僕も驚いたんですけど、その分、本当に応援します。
ホラン千秋キャスター:
日本では先駆者になるということですよね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
実際に船水選手は今アメリカに行っているんですけど、現地のトッププロとやって手応えを感じているみたいで、楽しみです。
良原キャスター:
プロリーグは大坂なおみ選手などが出資をし、賞金総額は約7億円といわれています。このピックルボールの魅力に迫っていきましょう。

全米でとにかく大人気ということで、アメリカの競技人口は約900万人です。1年間で倍増したということです。過去1年間にプレーした人も、約5000万人ということで、アメリカで最も成長しているスポーツといわれています。
海外セレブの皆さんもハマっているということです。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツさんもYouTubeで実際にプレーしていたり、女優のエマ・ワトソンさんもプレーしています。
さらに、ニューヨークのセントラルパークには、夏季限定で専用コートが14面設置されたということです。

この魅力について、ピックルボールの普及に取り組む熊倉周作さんに話を聞きました。大人から子どもまで楽しめるのが魅力で、「穴空きボールが風の抵抗を受け、強く打ってもボールの速度が弱まる為、ラリーが続きやすい」。比較的、習得が楽なスポーツということです。
卓球に比べてラケットの面が広く、テニスボールに比べてボールが軽いという特徴があります。

卓球のラケットに似ているなという感じはしますが、持ち手、柄の部分は、テニスのラケットっぽいなという印象です。
ホランキャスター:
ラケットを叩くと、中がちょっと空洞っぽい感じがするので、卓球のラケットと、重さもほぼ変わらないんじゃないかなという印象です。
良原キャスター:
ボールも卓球のボールくらいというか、本当に軽いですよね。
ホランキャスター:
卓球のボールより、ちょっと重いかも。大きさも、ちょっと大きい。
良原キャスター:
テニスボールに比べると、もう格段に軽い。

ホランキャスター:
これでラリーがたくさん続くとなると、私は運動がそんなに得意じゃないので、ラリーが続かないとやっぱりつまんないなって思っちゃうじゃないですか。続いてくれるなら楽しめそう。
良原キャスター:
コートの大きさもテニスコートの3分の1ということで、運動量も、テニスに比べると少なくできるということです。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
あとは、長くやってもらうという意味でいうと、メンテナンスも大事です。たとえばテニスやバドミントンだったら、ガット(糸)を張り直さないといけません。
ピックルボールだったらボールに空気を入れなくてもいいし、ずっと同じものを使い続けるということも、多分やりやすい要因だと思います。
ホランキャスター:
目立つし、見つけやすい。