グループ各社の相次ぐ不正に揺れているトヨタ自動車。豊田章男会長は先ほど名古屋市内で開かれた会見で謝罪しました。

(トヨタ自動車・豊田章男会長)
「次の道を発明しよう。私自身が責任者としてグループの変革をリードしてまいります」

30日午後、名古屋市内で開かれた会見でトヨタ自動車の豊田章男会長が発表したのは、グループ17社の「グループビジョン」。「創業の原点を見失っている」として「グループが進むべき方向を示し、立ち戻る場所を作る」と力を込めた上で、一連の不正について謝罪しました。

(トヨタ自動車・豊田章男会長)
「日野自動車・ダイハツ工業・豊田自動織機の相次ぐ不正により、お客さまをはじめ、ステークホルダーの皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」

まさにトヨタの「ルーツ」でもある、グループの豊田自動織機では去年、フォークリフト用のエンジンの認証取得に関する不正が発覚。そして29日、新たに自動車用ディーゼルエンジン3機種でも不正が明らかになりました。