プロ野球ヤクルトの人気マスコット・つば九郎が29日、都内のホテルでファンに公開で契約更改を行い、1万円アップの年俸6万円、ヤクルト1000飲み放題でサインした。2年連続保留、5年連続“越年”の末、12球団最後の“大トリ”での決着。さらに、ファンからの質疑応答でジョア飲み放題もサイン後に追加となった。
今回は小川淳司GM(66)と共に出席。「まさかささきろうきくんよりけいやくこうかいがあとになりしょうじき~『まさにおおとり』おいしいとおもっています」とファンへの挨拶から始まった。
2023年シーズンはグッズ売り上げトップの座を村上宗隆(23)から奪還するも、球団から評価を得られず“越年”していたつば九郎。異例となるファンの前での公開サインを終えると、会場ではライバル・村上からのビデオメッセージが流れた。
「ちょっと調子乗ってますね(笑)また来年僕が(グッズ売上1位を)取るんで、鼻をへし折ってやろうかなと思ってるんですけど。保留したってことは球団に嫌われてもいい覚悟だと思うので、ちょっと来年のクビが怪しいなと思っています」と村上。それでも「ヤクルトといえば、つば九郎っていうところがあるんで、悔しいですけど、認めざるを得ないところ。契約保留といわずに即ハンコで押してほしいなと思います」。次回は速やかな更改をするよう求めた。
また、来年は「僕がグッズ売上1位を取った暁には一番最初に契約更改してほしいです。で、僕が1番最後の契約更改です。それが無理だったら僕がつば九郎をパトロールに連れて行ってあげようかなと思います、約束します」と村上の公約につば九郎はガッツポーズ。
「ちーむのゆうしょうにむけてがんばってほしいです。ぐっず1いはもうぬかせません!」と決意のメッセージを送った。
小川GMは、つば九郎について「単純に目立ちたいだけじゃないですかね、注目を集めたいという思いはあると思います」といい、つば九郎はそれに対し「しょうじきNGわーどをいいそうでどきどきしている」とお互いをチクリ。
今回の契約更改が長引いた理由について問われると、「つばくろうがきゅうだんにわがままをいったとかもめたりとかまったくない!!」とジョークを交えて説明。将来的なメジャー挑戦は「それはない、ひつだんでえいごむり」と否定した。














