■バレーボール・Vリーグ女子 JTマーヴェラス vs 久光スプリングス(27日、兵庫県尼崎市ベイコム総合体育館)
Vリーグ女子レギュラーラウンドも残り3週となり、優勝争いは佳境を迎える。開幕から無敗で首位を独走するJTマーヴェラスが2位の久光スプリングスを3-0(25-22、27-25、22-25、25-16)で下し、連勝記録を17に伸ばした。
両チーム合わせて22人が出場する総力戦となった今回の一戦。打っては拾われ、打っては拾われ、両チームの守備が光る。長いラリーが多くなる接戦の展開が続くも、日本代表・林琴奈(23)を筆頭にリードし続けたJTが1、2セットを連取した。
このままJTのストレート勝利かと思われた第3セット。林は「自分たちのスパイクミス、ブロックフォローのミスが目立っていた。やられているときはいつも自分たちの準備が遅くなってブロック遅れることが多い」と話し、久光のアタッカー陣に立て続けに得点を許し、第3セットを22-25で落とした。
暗雲立ち込めたJTだったが、第4セットでは途中出場で林と同じく日本代表・和田由紀子(22)らが流れを変えた。和田は「ミドルのしつこくくるブロックに対して4セット目からやっとどう攻撃するか修正することができた」と言葉通り、ここまで不調だった和田の得点が決まり始め、流れは一気にJTへ。そのままの勢いで第4セットを奪い勝利した。
これで開幕から無傷の17連勝となったJTは首位を独走中。JTの中心選手でもある林は「17連勝してただ満足してるわけじゃない。もっともっと上を目指している。自分たちの精度をもっと追求していこうという雰囲気がある。そこをもっとよくしていきたい」と語った。














