■卓球 全日本選手権大会 男女シングルス準々決勝(27日、東京体育館)

卓球の日本一を決める全日本選手権の男女シングルス・準々決勝が行われ、2018年以来の優勝を狙う張本智和(20、智和企画)が2020年の覇者・宇田幸矢(22、明治大)を4ー2で下し準決勝進出を果たした。また張本の妹、美和(15、木下アカデミー)も昨年、準Vの木原美悠(19、木下グループ)にストレートで勝利。兄妹そろってベスト4入りを果たした。

試合後、張本美和は「前回よりは絶対強くなってるなっていうのは、自分も感じましたし、率直に嬉しいですけど、まだ終わってないので、この後もしっかり明日の試合を準備して、頑張りたいと思います」と気合が入る。

美和は優勝すれば、平野美宇の最年少記録16歳283日を更新し、15歳226日を記録する。男子では兄の智和が14歳205日の最年少記録で優勝している。

また女子シングルス・前回優勝の早田ひな(23、日本生命)は長﨑美柚(21、木下グループ)にストレート勝利し、連覇へ危なげなく勝ち上がった。前日にパリ五輪代表をほぼ確実とした平野美宇(23、木下グループ)は19歳の赤江夏星(デンソー)にファイナルゲームの接戦に敗れ、準々決勝敗退となった。平野は「昨日の試合が終わってから切り替えたつもりだったけど、力不足だった」とふり返った。


男子シングルスで3連覇を狙う戸上隼輔(22、明治大)は、田中佑汰(23)にストレート勝ち、こちらも順当に準決勝進出を決めている。

【男女シングルス準決勝 対戦カード】
■男子シングルス
戸上隼輔(22、明治大)vs吉村真晴(30、TEAM MAHARU)
張本智和(20、智和企画)vs篠塚大登(20、愛知工業大)
■女子シングルス
早田ひな(23、日本生命)vs赤江夏星(19、デンソー)
張本美和(15、木下アカデミー)vs横井咲桜(19、ミキハウス)