■レスリング パリ五輪代表選考プレーオフ・女子68キロ級(東京、味の素・ナショナルトレーニングセンター)

レスリングのパリ五輪代表最後の一枠をかけた女子68キロ級のプレーオフが27日に行われ、アジア大会銀メダルの尾﨑野乃香(20、慶応義塾大)が石井亜海(21、育英大)を下しパリ五輪代表を内定させた。

第1ピリオド、尾崎が残り5秒でバックを取り3対0とリードすると、第2ピリオドで逆転を許し3対4。残り9秒89で足をとり、そのまま石井のバックに回り2点を追加し5対4と大逆転。尾崎は見事逆転勝利を納め、自身初のパリ五輪の切符を手にした。

試合後、尾崎は「夢に一歩近づいたけどまだ実感がない。ここまで来れたのは応援があったから。これ以上にない感謝の気持ち」と話した。

27日のプレーオフを終え、現時点でのレスリング・パリ五輪内定者は以下の通り。

【女子】
▼50キロ級 須﨑優衣 (キッツ)
▼53キロ級 藤波朱理 (日体大)
▼57キロ級 櫻井つぐみ (育英大)
▼62キロ級 元木咲良 (育英大)
▼68キロ級 尾﨑野乃香 (慶応大)
▼76キロ級 鏡 優翔 (東洋大)

【男子フリースタイル】
▼57キロ級 樋口黎 (ミキハウス)
▼74キロ級 高谷大地 (自衛隊)

【男子グレコローマンスタイル】
▼60キロ級 文田健一郎 (ミキハウス)
▼77キロ級 日下尚 (三恵海運)