■大相撲初場所・13日目(26日・両国国技館)

1敗で優勝争い単独トップの関脇・琴ノ若(26)は、横綱・照ノ富士(32)との大一番に敗れ2敗目を喫した。大関昇進の目安とされる直近3場所の合計「33勝」にあと2番となる中、負けられない展開となった。

立ち合い、琴ノ若は右を差してから小手に振られ踏みとどまるも、横綱に左上手を取られてから一気に土俵際に寄り切られた。琴ノ若は単独トップから陥落し、優勝争いは2敗を守った照ノ富士、大関・霧島(27)と3人が2敗で並ぶ展開に。

綱取りに向け星を落とせない霧島は、豊昇龍(24)との大関対決に勝利。立ち合いで右上手を許し、相手が寄って出てくるところを左足で払うように投げを打ち、豊昇龍はバランスを崩して土俵に倒れた。珍しい決まり手の「二枚蹴り」で連覇に望みをつないだ。

明日14日目は琴ノ若と霧島が直接対決。照ノ富士は3敗の豊昇龍と対戦する。

【13日目終了時点】
■2敗)照ノ富士、霧島、琴ノ若
■3敗)豊昇龍