■テニス全豪オープン 車いすの部(オーストラリア、メルボルン)
テニス4大大会のひとつ、全豪オープン車いすの部、男子シングルスで世界ランキング2位の小田凱人(17)が同ランキング9位の53歳ステファン・ウデ(フランス)を6-3、6-1のストレートで破り、前回大会に続きベスト4進出を決めた。
小田は23年6月に開催された全仏オープンで4大大会を初制覇。続く7月のウィンブルドンでも初優勝を果たし、グランドスラムを2大会連続で制覇したものの、全豪オープンではあと一歩届かず準優勝で終わっている。対するウデはグランドスラムを4度制覇(12・13年全仏、13・17年全米)した実績を持つ大ベテラン。小田とは23年9月の全米オープンで対戦し、ウデがストレートで勝利している。
小田にとってリベンジの機会となった試合は第1セット。一進一退の展開で第5ゲームまでお互いにサービスゲームをキープし続けるも、第6ゲームで小田が強烈なリターンエースを決め、この試合初のブレーク。流れをつかむと、その後のサービスゲームも逃さずセットカウント6-3で先取した。

第2セットに入っても全く勢いは衰えず、第3・第5ゲームをブレークすると相手には一度もブレークを許さず6-1で勝負あり。全豪初制覇まであと2勝とした。
女子シングルスでは2020年以来4年ぶりの全豪制覇を目指す上地結衣(29)がダナ・マシューソン(アメリカ)との準々決勝に登場。1試合を通じて1ゲームしか失わない圧倒的な強さで相手を寄せ付けず、6-1、6-0で快勝。準決勝へ駒を進めた。