盲学校に通う生徒たちが琉球古典音楽の演奏家とともに舞台発表に挑戦し、初めての着物姿で日頃の練習の成果を披露しました。

初めて触れる着物の感覚を楽しんでいるのは、県立盲学校の三線クラブの生徒たちです。
県立盲学校高等部3年 宮城翔さん
「普段来ている洋服とは、全然違うのでとても新鮮です」
これは那覇市文化芸術劇場なはーとが舞台で表現する楽しみを知ってほしいと企画したワークショップで、生徒たちは去年から三線や舞台演出などを学び準備を進めてきました。
コンサートでは弦楽器のひとつ琉球箏曲の演奏家とともに「安波節」など5曲を披露。
観客にマラカスなどを配って一緒に演奏を楽しむ演出も行われ、会場は終始、和やかな雰囲気に包まれていました。
県立盲学校高等部3年 宮城翔さん
「体育館で聞こえてくる三線と箏の音色も、息ぴったりの音色が聞こえて、こちらまで音に癒されて、素敵な時間でした」
県立盲学校高等部1年 屋宜水李さん
「どん帳が上がった瞬間とか、曲が始まる瞬間というのは、鼓動が速まるのを感じたので、けっこう緊張しましたけど。楽しかったです。というのと、やりきったという感じです」

生徒たちは今後も稽古を重ね、ことし8月に予定されているなはーとでの公演に臨みます。