新たに高校で必修科目となった「情報」の授業をサポートしようと大分市の短大生が制作したアニメ動画が披露されました。

この動画は昨年度から高校で必修化された「情報I」の教材として県立芸術文化短期大学の学生が制作、24日お披露目されました。

動画はオリジナルキャラ、「星野夜めま」(CV:首藤志奈)が姉の「るな」(CV:真野美月)と一緒に日常の出来事を通じて特許権や意匠権などを学ぶストーリー。高校生が学びやすいように学生たちが半年以上こだわって作りました。

(学生)「1つの作品になったので達成感があった」「どうかみ砕いて教えるかを考えた」

また、情報デザインの基礎知識や表現方法について学ぶ動画教材も披露。誰が見てもわかりやすいユニバーサル的なデザインで学生6人が30分のアニメーションを作りました。

(学生)「情報という授業が高校生にとって難しい印象があるので興味を持つために導入となればいいなと思う」

高校の情報Iをめぐっては専門教員の不足や範囲が広いことなどが課題となっています。

(県立高校情報教員)「教材がまだまだ足りないなという風に感じていたのでぜひ活用させてほしいと感じた」

(情報コミュニケーション学科野田佳邦准教授)「我々教員が作るよりも学生目線で伝えたほうが若い人には伝わりやすいと思う」

完成した動画は順次ユーチューブで公開され、全国の高校の授業で役立てられることが期待されています。