福島県広野町の復興のシンボル「バナナ」を使った新しいスイーツが披露されました。地元の高校生がアイデアを凝らした新商品は好評です。
こちらは「バナナカステラ」。バナナのフリーズドライを生地に練り込んで、濃厚な味に仕上げました。

水津邦治アナウンサー「バナナカステラいただきます!食べた瞬間にバナナの甘い香りが口の中に広がって、しっとりとしていておいしいです」
ほかにも、開発から3年かけた「広野の朝陽(あさひ)」という蒸しケーキなど、8種類の新バナナスイーツが披露されました。いずれも使われているのは、クリーミーで甘味が強い国産高級バナナ「綺麗(きれい)」です。
6年前に広野町振興公社が栽培を始めたこのバナナは、町の復興のシンボル。商品の開発には、3年前から地元のふたば未来学園高校の生徒が携わっていて、24日、町の職員などが試食を行いました。
ふたば未来学園高校2年・木村麗華さん「復興のために少しでも協力できたらなという思いで作ったので、みなさんがおいしそうに食べていただいてすごくうれしい気持ちです」
ふたば未来学園高校2年・名木翠さん「今まで二人で頑張って何回も作り直したりとかして作ってきたので、うれしい言葉をいただけて本当に良かったなと思います」
広野町振興公社・中津弘文代表「広野町の学生が広野町の特産品バナナを活用して6次化商品を加工して作ることはこの上ない喜びです」
披露された新スイーツは、広野町二ツ沼総合公園で、さらに改良を加えて4月以降に販売される予定です。ふたば未来学園高校では、広野町のバナナでの町おこしを支援していて、生徒たちのこうした活動を今後も続けていきたいということです。















