ハウステンボスで「上を向いて歩こう」の歌を披露しているウクライナ出身のミュージシャンが、作曲者の長男と対談し、歌に込めた思いと平和への願いを語りました。


ウクライナ出身のボーカルユニット「マキシマム」
ロシアから武力侵攻をうけた母国の平和への思いとこれまでの支援への感謝を込めて去年夏から「上を向いて歩こう」を日本語で歌っています。

この日、上を向いて歩こうの作曲者 中村八大さんの長男、中村力丸さんがハウステンボスを訪れ、マキシマムの2人と対談しました。

武力侵攻から2年先の見えない不安のなか、痛みを共感するためにも歌い継いでいきます。

アレク パシコウスキーさん(マキシマム):
「一番悪いのは戦争。みんなはウクライナの戦争を忘れようとしている」

中村力丸さん:
「日本人の間で(上を向いて歩こうが)歌い継がれているのは、やはり他者に対する共感。“一人ぼっちの夜”を過ごすことで、初めて共感する力が育まれていく」

中村さんからは2人に対し「歌は平和を希求するもの。上を向いて歩こうをウクライナで歌ってほしい」という要望も出されていました。