能登半島地震の発生から3週間。
山陰両県からも、医療スタッフや行政職員などが派遣されるなど支援活動が行われていますが、個人のボランティアを募る「災害ボランティアバンク」をご存じでしょうか?
求められるのは、迷惑にならないボランティアです。
災害時にボランティア活動をする意思がある個人や団体が事前に登録し、必要な時に、ボランティア活動をできるようにするのが、「災害ボランティアバンク」。
島根県社会福祉協議会が募集しています。
島根県社会福祉協議会 地域福祉部 檜谷春彦 係長
「東日本大震災をはじめ、大きな災害あった時には、被災地からの要請に基づいて、現地にボランティア活動に行っていただく」
災害ボランティアバンクの登録者は、県内の豪雨災害をはじめ、東日本大震災や熊本地震の際に、現地に入り、泥のかき出しや被災した住宅の片づけなどを行いました。
島根県社会福祉協議会 地域福祉部 檜谷春彦 係長
「1月1日の震災以降、問い合わせもたくさんいただいているし、登録者数も増えている」
昨年度1年間の個人の新規登録者は21人。
能登半島地震の発生以降、23日までに5人の登録があり、現在、登録者数は個人が132人、団体が23となっています。
島根県社会福祉協議会 地域福祉部 檜谷春彦 係長
「まだ被災地のフェーズとしてはボランティア活動する状況ではないので、被災地の方から、ボランティアに来てほしいという要請があれば、すぐに駆け付けることができるよう準備をしている」
ポイントは「要請があれば」ということ。
現在、石川県はボランティアの募集を一括していて、直接現地に問い合わせなどしないよう呼び掛けています。
島根県社会福祉協議会は、要請があった場合、ボランティアバスを準備して20人ほどが1週間弱の単位で、被災地で支援活動を行う予定で、さらなる登録を呼び掛けています。