山梨県身延町と沖縄県の小学校をオンラインで結んだ特別授業が行われました。

児童たちが発表したのは、太平洋戦争をテーマに学習した戦争と平和です。

オンラインで交流する授業を行ったのは、身延町の下山小学校と沖縄県八重瀬町にある具志頭小の6年生です。

児童たちは太平洋戦争をテーマに学んだ、当時の状況や平和を守るために必要なことを発表しました。

この中で下山小は身延町出身の故・山中幸作さんが戦後、沖縄戦の死者を悼んで八重瀬町に建てた慰霊碑「甲斐の塔」建立のいきさつなどを説明しました。

下山小の児童:
「幸作さんは、苛烈な戦績のある地を訪ねまわり、各所に私費を投じて塔を建てた」
「私も幸作さんのように人の役に立つ人になりたい」

一方、具志頭小の児童たちは沖縄戦の被害や戦時中に避難壕などとして使われた洞窟「ガマ」について解説しました。

具志頭小の児童:
「食べ物は主にイモ、無くなるとヘゴやカタツムリ、カエル、ドングリを食べて、お風呂にも入れなかった」

下山小の児童は:
「家族や友達に学んだことを話したい」
「これからも平和を守っていきたい」

児童たちは戦争の歴史に加え、地元の自然や文化についても質問し合い、学びと交流を深めました。