「軍事、経済、政治、様々な圧力が続く」
沖縄国際大学 野添文彬准教授
「台湾有事のリスクが劇的に上がったかというとそうではないだろう。今の状況というのは、中国の経済が悪化している状況でもあるので(軍事侵攻による)かなりのリスクが中国政府に伴うことはあると思う」

沖縄国際大学の野添文彬准教授は、「短期的に見て台湾有事の可能性は低い」と分析したうえで、台湾に対し中国が、様々な圧力をかける状態は続くだろうと指摘します。
沖縄国際大学 野添文彬准教授
「台湾有事の可能性そのものは高くはないが、軍事侵攻という形でなくとも中国が台湾に軍事、経済、政治、様々な圧力をかけて統一に向けた様々な動きをやっていく状況はこれからも続くと思う」

さらに、沖縄への影響についてはー
沖縄国際大学 野添文彬准教授
「例えば、日米の軍事演習や自衛隊配備の増強などといった形で沖縄への様々な軍事的負担がこれから続くし、増大する可能性がある」
中国を念頭に置いた日米両政府の軍事活動はさらに活発化することが懸念されます。
玉城知事(今月18日)
「次期総統の頼清徳氏ににおかれましては、台湾海峡の平和と安定に取り組まれることを期待を申し上げたい」

台湾総統選について玉城知事は、こう述べた上で引き続き、経済・文化など様々な分野で台湾との交流を進める考えを示しています。