自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、3つの派閥が解散を決めました。
派閥に所属していた新潟県内の国会議員は解散をどのように受け止めているのでしょうか。

【安倍派 塩谷立座長】
「誤った説明など、長年にわたる事務的なミスリードにより所属議員事務所に誤った処理をさせたことについても、清和研幹部として深くお詫びを申し上げる次第」

安倍派 塩谷立座長

自民党の清和政策研究会(安倍派)が19日に開いた議員総会で安倍派は「裏金事件」をきっかけに、約半世紀の歴史に幕を閉じることになりました。

総会に出席した新潟5区支部長の高鳥修一衆議院議員は…

【安倍派 高鳥修一 衆議院議員】
「昨日解散を決めたということは大変なショックである。ただし、ここに至っては国民の皆様に大変な不信・心配をかけた経緯からすれば、解散は当然の流れだと」

収支報告書の不記載については、自民党の現職の国会議員2人を含む8人が立件。
さらに19日以降、自民党の複数の議員が続々と、キックバック分を収支報告書に記載していなかったと表明しています。

高鳥議員は「会計処理の問題については改めて別の機会で説明したい」としつつ、次のように述べました。

【安倍派 高鳥修一 衆議院議員】
「中抜きとか私的流用の問題が見つからなかったので、私自身は任意の事情聴取を受けていない。それが一つの事実。政治不信を招いたということは率直に反省をしお詫びをし、きっぱりと断ち切らなければならないと思っている」

安倍派 高鳥修一 衆議院議員

自民党では、二階派や岸田派もそれぞれ派閥の解散を表明しています。
新潟4区支部長で二階派の鷲尾英一郎衆議院議員は、長岡市で会合を開き…

【二階派 鷲尾英一郎 衆議院議員】
「皆さんチラシをご覧ください。『自民党「裏金パーティー」ココが問題』。これはちょっと、とても自民党の議員が作ったとは思えないチラシだと思いますが…」

二階派 鷲尾英一郎 衆議院議員

自身は裏金とは一切関係がないとして、去年12月に10万枚のチラシを配ったという鷲尾議員。派閥の必要性を認識しつつも、派閥解散の判断については賛成したと言います。

【二階派 鷲尾英一郎 衆議院議員】
「根本から疑念を払しょくするということで積極的な決断だったと思う。問題が問題であるならばそれをなくすためにどういうふうに改善していくのかということも合わせて、自分なりに有権者の皆さんにも訴えていきたい」