岩手県平泉町の毛越寺で20日夜、「二十日夜祭(はつかやさい)」が行われ、4年ぶりに復活した男たちの勇壮な「火たきのぼり」などで今年一年の無事を祈りました。
毛越寺の二十日夜祭は五穀豊穣や無病息災を祈る新年の祈祷が無事終わったことを祝う行事です。毛越寺の境内では下帯姿の男たちが長さ約2メートルのたいまつを振りかざしてぶつけあう「火たきのぼり」が新型コロナの5類移行を受けて4年ぶりに復活しました。蘇民袋の争奪戦が行われたあとには、国の重要無形民俗文化財の「延年の舞」が奉納され、訪れた人達は厳かな舞を見入っていました。