米女子プロゴルフツアー ヒルトン・グランドバケーションズ・チャンピオンズ 第1日(日本時間19日、フロリダ州レークノナ・クラブ)。現在、五輪ランキングで日本勢3位につけている古江彩佳(23・富士通)が開幕戦に挑んだ。パリオリンピック出場へ勝負のシーズン。五輪出場争いで古江は畑岡奈紗、山下美夢有に続く日本勢3番目。6月24日時点のランキングで各国2人までが代表に決定する。古江は2番パー5で約12メートルのロングパットを沈め今年初のバーディー。続く3番もバーディーとし、好スタートを切ると前半を3バーディーノーボギーで折り返す。

第1ラウンドでティーショットを放つ古江彩佳(米フロリダ州オーランド)

後半、最初の10番でもバーディーを奪うと圧巻だったのは14番の第2打、グリーンを捉えたボールはバックスピンがかかってピン側にピタリ。この日、5つ目のバーディーパットをねじ込んだ。

17番と18番でもロングパットを沈めた古江は、7バーディーノーボギーの65をマークし、通算7アンダーで単独首位。「開幕戦の初日にしてはすごく良いゴルフ、ショットもパッティングもよかった」とパリオリンピック出場へ、最高のスタートとなった。

畑岡奈紗(25・アビームコンサルティング)は通算2アンダーで13位。米ツアーメンバーとして初陣となった稲見萌寧(24・Rakuten)は3オーバーの32位と出遅れた。