去年3月のWBCで14年ぶりの世界一に貢献したソフトバンク・周東佑京(27)は17日、宮崎県・都城市で自主トレーニングを公開した。守備練習の際、ノックの担当に名乗りを挙げたのは都城市の池田宜永市長(52)だ。実は市長は小学生の時から高校時代まで10年間、野球を続けてきた”野球少年”。都城市に自主トレにやってきた選手たちにノックをすることが恒例行事となっているのだ。

ノックをする池田宜永都城市長

しかし、52歳となった肉体の衰えか、ノックに悪戦苦闘する姿も…。必死にバットを振るも、周東が守る外野まで打球が届かない。と、その時、「池田市長、午後の公務もありますのでノックは内野ノックのみにしましょう」とアナウンスが!まさかの”内野ノック縛り”となってしまった。

報道陣に「都城メンチ」をPR

周東は去年4月、都城メンチPR大使に就任。この日の昼食タイムでは、詰めかけた報道陣に都城市の名産「都城メンチのせ宮崎牛カレー」と「さつま汁」「宮崎マンゴーチーズ饅頭」を振る舞う粋な計らいをした。

都城メンチのせ宮崎牛カレー

今シーズン4年ぶりの王座奪還を狙うソフトバンク。3月29日に開幕を迎えるオリックス戦に臨む周東は「優勝が出来ていないシーズンが続いているし、僕も他の選手も悔しいというかもどかしい。もやもやしながら過ごしてきた。今まで先輩たちに引っ張ってもらっていることが多いので選手会長になったので先頭に立ってやっていきたい。ファンの方々もホークスの優勝を待っているので頑張っていきたい」とコメントした。

ヤクルトが誇る和製大砲の今季テーマは”リベンジ”

一方、宮崎県・日向市で同日に自主トレを公開したWBC世界一メンバーのヤクルト・村上宗隆(23)は身につけていたキャップのデザインについてのこだわりを話した。「リベンジって書いてある。おととし、日向に来た時にコロナで2日くらいしか練習できなかったのでそのリベンジと、去年チームが5位だったので今年優勝、日本一になりたいというリベンジでやりました」と2つの思いを込めた。

ヤクルト・村上宗隆

おととしは令和で初めて3冠王を獲得したが、昨シーズンの成績は打率・256(20位)打点84(4位)本塁打31本(2位)と無冠に終わった。村上は「3冠王をもう一度獲りたい。3冠王を獲ったら必ずチームが勝って優勝できると思うのでチームの先頭に立って頑張りたい」と自身2度目の偉業達成に向けて決意を明かした。