開業すれば地震や大雨・大雪など大災害への備えにも

リニアが開業したら、東京から名古屋間がこれまでの半分以下のおよそ40分に!さらに大阪までつながれば、人口7000万人規模の“巨大都市圏”が誕生します。
(JR東海・丹羽俊介社長)
「交流の頻度が上がれば、イノベーションなども活発になる。どんどん新しいビジネスが生まれるかもしれません」
また、同じく東京と大阪を繋ぐ東海道新幹線に加えて、リニアという「バイパス」ができることで、南海トラフ巨大地震などの大規模災害への抜本的な備えになります。
(JR東海・丹羽俊介社長)
「災害への備えとしてもう一本リニア中央新幹線を引いて、大動脈を二重系化していくことは日本をより強靭にするといった意味が大きい」
さらにトンネルが多いため、大雨や雪、強風などの自然の脅威に強いという特徴もあります。リニアのこれまでの走行距離は地球100周以上。国はすでに「営業レベル」に達していると評価していますが、肝心の開業はいつになるのでしょうか。
(JR東海・丹羽俊介社長)
「まだ静岡県の理解が得られていない状況なので、2027年の開業はなかなか難しい状況。なんとか1日でも早く開業にこぎ着けるべく全力を上げて頑張っていきたい」
正式な開業が読めない今、少しでも早い状況の進展が望まれます。
CBCテレビ「チャント!」1月16日放送