県内のダムの貯水率が10年ぶりの低水準となっていることから、玉城知事は18日、県民に対し節水への協力を呼びかけました。
松田カメラマン
「福地ダム上空です。ダムの水位が下がり、地肌が全体的に見えています」

去年9月以降、県内では降水量が少ない日が続き、県内11のダムの貯水率も過去10年で最も低くなっています。
玉城知事
「水の流しっぱなしをやめる、シャワーをこまめに止めて使用する、それからお風呂の残り湯を洗濯や散水に使うなど、節水に努めていただくよう、切にお願い申し上げたいと思います」

玉城知事は1月18日の会見で、雨が少ない状況が続けば断水や給水制限の検討を実施せざるを得ないとして、県民に対し節水を呼びかけました。
有機フッ素化合物=PFASが検出されたため、本島中部の水源からの取水は現在停止されていますが、貯水率の減少が続いた場合、取水の再開も検討されています。
玉城知事はこのほか、能登半島地震の被災者受け入れに関し、今月15日から受け付けを始めた県の相談窓口に、17日までに48件の問い合わせがあったと述べました。
県は今後、被災地の状況を見ながら、医療チームの派遣などについても検討していくとしています。