7月に台湾で行われる予定だったバレーボールの国際大会がインドネシアでの開催に変更されました。台湾側は、政治的な関係を理由に中国が異議を申し立てたとしています。

アジア・バレーボール連盟は16日、7月に予定されている男子20歳以下のアジア選手権の開催地を台湾からインドネシアに変更したと明らかにしました。

台湾のバレーボール協会によりますと、中国側は、台湾総統選が迫る去年12月下旬、「両岸の政治的関係は複雑」だとして「チームを派遣できない」と主張。

総統選後の今月15日に臨時で開かれたバレーボール連盟の理事会で、台湾側は「すべてのアジア諸国の参加を間違いなく歓迎する」と反論しましたが、開催地の変更が決まったということです。

台湾側は決定を尊重するとしていますが、「深く遺憾に思う」とコメントしています。