博物館の見学によってリラックス効果を得る、「博物館浴」の効果を調べるユニークな実験が沖縄市で行われました。
「博物館浴」とは「森林浴」のように博物館の見学を通して癒しを感じ、心身の健康増進につなげる試みで、ヨーロッパなどで研究が進められています。
今月14日には、国内で研究に取り組む大学教授による実証実験が沖縄市で行われ、7人の市民が参加し、博物館見学前後の血圧と心拍数を測ったり、心理テストを受けるなど、心身の状態の変化を調べました。
博物館浴の体験者
「最高血圧がちょっと下がったかなという感じ」
博物館浴を研究する 九州産業大学 緒方泉教授
「これまでは『森林浴』だとか『温泉浴』と言われてますけども、博物館もリラックスできる場所として捉えていただきたいということで実験を始めた」
実験を行った緒方泉教授は、これまで60以上の博物館でデータを集めていて、今後「博物館浴」による健康アプリの開発を目指しているということです。