福島第一原発事故の後、一時全村避難となった、福島県飯舘村にレストランを開業した男性がいます。「ふるさとに、みんなが集まれる温かい場所をつくりたい」。村の食材にこだわった料理で訪れた人たちをもてなします。
店の自慢は、飯舘村の牛肉を使ったステーキです。おいしそうな音が響いています。
ラカッセ・佐藤雄紀シェフ「赤身の味がすごく濃くて、ステーキでもローストビーフでもすごくおいしいお肉です。」
料理を手がけるのは、飯舘村出身の佐藤雄紀さん(33)です。
佐藤雄紀さん「飯舘村の人たちが『飲食店がない』とか『集まる場所がない』と言っていたので、戻ってきた時に何か昔の話でも世間話でもいいので、ゆっくりできるようなレストランと場所を作りたかった」
