1月1日に能登半島地震が発生し、日ごろの備えについて改めて考えている方も多いと思います。今回は、大人だけでなく子どもの「防災教育」について考えます。

遊びを通じて防災を学べる「あそび防災プロジェクト」の小谷野真歩さんに話を聞きました。小谷野さんよりますと、防災教育には、2つのポイントがあるそうです。

ポイント①「恐怖をあおらない」
リアルな映像は、子どもにとってトラウマになってしまうこともあります。発災時にパニックになってしまうことが一番危険なので、恐怖はあおらないでください。

ポイント➁「興味を持たせる工夫を」
子どもにとって興味がないことは、なかなか頭に入ってきません。そこでおすすめなのがゲームで覚えることだそう。ゲームになると集中して覚えられるそうです。

そこで今回は、防災教育のゲームをご紹介します。

これは、幼児向けの「ぼうさいダック」というゲーム。

カードの表には「災害」が書いてあり、その裏には災害が起きた時に「とるべきポーズ」が動物を使ってわかりやすく示されています。

こちらのカードは、1000円で販売もされていますし、ホームページでは画像が無料で公開されているということです。

また、小学生向けのカードゲームもあります。

これは「防災カードゲーム シャッフルプラス」(1870円)というもので、トランプのように複数人で遊びながら、災害時に役立つ知恵や様々な手順を覚えられるというもの。

例えば「緊急用トイレの作り方」が4枚のカードで記されていて、正しい順番に並べられれば正解ということになります。

他にも消火器の使い方やAEDの使い方などもこのカードで遊びながら、学ぶことができます。