糸満市にある南部家畜市場で、ことし最初の競りが開かれました。

1月17日午前、糸満市武富の南部家畜市場で初競りが開かれ、本島中南部の畜産農家が育てた子牛など493頭が競りにかけられました。

大きさや血統などから子牛3頭が華牛に選ばれ、最も評価が高い一番牛は139万8000円の高値で落札されました。

一番牛を育てた農家
「頑張ったかいがあったなと思います。市場で求められる牛をコンスタントに作れるように、継続して頑張れるように、そういう牛を作っていきたい」

南部家畜市場 前田典男運営委員長
「現在子牛の値段が生産コストを下回っている状況にあります。何としても初セリで勢いをつけて相場をぶち上げたい」

初セリには遠くは福島など全国からおよそ60人の肥育農家が買い付けにきていて、仔牛は2年ほど育てられた後、高級和牛として販売されます。