1月13日にメキシコで新シーズンが幕を開けたフォーミュラE。フォーミュラEは電気自動車による世界最高峰のレースシリーズで、モーターのみを動力源としたフォーミュラカーによって争われることから「電気自動車のF1」と言われている。そのフォーミュラE開幕に先立ってレースカーに試乗したのは、陸上男子100mと200mの世界記録保持者。人類最速の男、ウサイン・ボルトだ。


37歳となったボルトは特別製のヘルメットをプレゼントされると「いいね」とご満悦の様子。颯爽とフォーミュラカーに乗り込んだボルトは意気揚々とスタートした。


この電気自動車、最高時速は322km/h。自身の持つ世界記録9秒58を大きく上回る、100mを4秒36で駆け抜けるその速さにボルトも思わず「生まれて初めて自分より速い車だ。こんなことを言うのも初めてだし、今後二度と言わないけどね」と、生涯一度きりの敗北宣言をしていた。