トランプ氏の圧勝となった今回の初戦の党員集会、現地でどう受け止められているのでしょうか。現地で取材する樫元記者に聞きます。
トランプ氏が勝利したのは当然なんですが、デサンティス氏が2位に踏みとどまったということも勝利だというふうに報じられています。
アイオワ州では、組織戦の力と、どぶ板の選挙活動が非常に重要といわれています。そんな中、トランプ氏は8年前、ここで負けて2位になっているため、今回はしっかりと組織戦を戦ったということです。また、2位のデサンティス氏は州内にある99すべての郡を回るというどぶ板選挙を繰り広げたことが勝利に繋がりました。
ただ今回、踏まえるべき最大の要素は党員集会の参加者数です。アイオワ州の共和党員は75万人いますが、猛烈な寒波の中で足を運んだのは、わずか11万人だったということで、本当に熱心な人だけが投票したということになります。今回の結果で共和党内の勢いを決めるというのは、ちょっと早いと思います。
(Q.今後はトランプ氏とデサンティス氏の対決が軸になるのでしょうか?)
今後の注目は、今回3位のヘイリー元国連大使になってくると思います。
アイオワ州の次のニューハンプシャー州で予備戦第2戦が繰り広げられますが、保守的なアイオワ州に比べて住民の人種構成も異なり、人気投票のような結果が出ます。
CNNテレビの世論調査ではトランプ氏の支持率39%に対し、ヘイリー氏は32%と迫っています。また、ウォールストリートジャーナルの世論調査では、バイデン大統領とヘイリー氏が直接対決になった場合にどちらを支持するのかという世論調査があり、バイデン大統領が34%に対して、ヘイリー氏が51%と上回っています。
この調査結果から、ヘイリー氏がバイデン大統領に勝てる候補ということで一気に注目が高まって、支持や献金が集まり、いま勢いに乗っているところです。
支持者の前で今回の選挙は「今までと同じか」、それとも「新しい世代か」の選択の選挙だと強調されており、23日のニューハンプシャー予備選の結果が注目されるということになります。
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