発生から2週間が経った能登半島地震。人手不足が深刻な介護福祉施設の支援にあたる職員が、福島県内の施設から派遣されました。
能登半島地震の被災地では、厳しい生活環境のなか、2万人近くが避難生活を強いられています。
介護福祉施設では職員も被災し、人手不足が深刻で、国が各都道府県に介護職員の派遣を求めました。国の求めに応じ、県では西郷村にある「太陽の国」を運営する県社会福祉事業団から、介護福祉士や理学療法士など合わせて4人を派遣することになりました。
4人は、地震で大きな被害を受けた石川県能登町と穴水町の社会福祉施設で入所者のケアや避難者の受け入れなどを支援します。国の求めに応じて介護職員が能登半島地震の被災地に派遣されるのは、全国で初めてです。
【県社会福祉事業団 大湊秀章さん】
「3.11を経験して、そのとき大変お世話になったという気持ちと、同じ介護員として今大変な思いをしている方々を少しでも手助けできればと思い向かう」
4人の派遣は21日までで、県は今後も国からの要請に応じて介護職員を派遣することにしています。