防衛省がうるま市のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を造る計画をめぐり、14日に地元の自治会が臨時総会を開き、反対する決議を全会一致で採択しました。

防衛省はうるま市石川の東山カントリークラブの跡地に、新たな陸上自衛隊の訓練場を造る計画で、来年度中におよそ20ヘクタールの用地を取得し2026年度にも着工するとしています。

訓練場ではミサイル部隊の発射機を展開する訓練やヘリでの輸送訓練、夜間訓練などが想定されています。

これを受け地元・旭区自治会では1月14日に臨時総会を開き対応を協議しました。

出席した117人の区民からは「自衛隊車両の通行やヘリの飛行によって生活が脅かされる」「早急に抗議行動をするべきだ」などの意見が相次ぎ、訓練場の整備計画に反対する決議を全会一致で採択しました。

うるま市旭区自治会 石川修会長
「我々に何の説明もなく一方的に進められていることが非常に残念でならない」

旭区自治会では今後、沖縄防衛局など関係機関に決議文を手渡すとともに早期の住民説明会の開催を求めることにしています。