無病息災や五穀豊穣などを祈願する旧暦行事「マータンコー」が,うるま市の津堅島で行われました。

うるま市の津堅島には,東の海から現れた7つの首をもつ大蛇が島中を荒らし回ったため,酒を飲ませて動けなくし退治したという大蛇伝説が古くから伝承されています。
この神話にもとづき、旧暦11月14日に無病息災や五穀豊穣などを祈願する年中行事「マータンコー」が行われました。
「マータンコー」では大蛇を退治したとされる、御蔵里之主に扮した琉装姿の男性など、島の人たちが行列を作り三線やパーランクーの音色に合わせて集落を練り歩きます。

最後には7つの酒壺にお神酒を入れて大蛇を封じ込めます。およそ150年の歴史がある旧暦行事で参加した人たちは新年への期待を膨らませている様子でした。