能登半島地震を受け石川県の被災地で支援活動にあたった、愛媛県警の広域緊急援助隊の隊員が現地の様子を語りました。
(県警広域緊急援助隊・長小田敬太中隊長)
「珠洲市内では多くの家屋が倒壊していて、沿岸部では漁船が陸に打ち上げられていたり、家屋に車が突っ込んでいるところがあるなど、これは大変だ、想像していた以上に被害が甚大だという印象を持った」
被災地の様子をこう話すのは、県警広域緊急援助隊の長小田敬太中隊長です。
元日に能登地方を襲った最大震度7の地震。家屋の倒壊などにより石川県内では死者が200人を超え、各地で深刻な被害が出ています。
この地震を受け、県警の広域緊急援助隊の隊員ら28人は、今月4日に石川に入り、3日間わたって津波や揺れに襲われた珠洲市の三崎町や野々江町などで、要救助者の捜索などにあたりました。
隊員らの任務は、全壊や半壊した家などおよそ200世帯を1軒ずつまわり、閉じ込められた人はいないか確認すること。
ただ地震によりいたるところで道路が寸断されていて、倒れている木をチェーンソーで切ったり、時には徒歩で山をこえたりして現地に向かいました。
「現場で待っている人を自分の家族だと思え」と声をかけ鼓舞したという長小田中隊長。また被災した孤立集落の住民の言葉も隊員たちを支えました。
(県警広域緊急援助隊・長小田敬太中隊長)
「『わざわざ愛媛から警察官がきてくれて、大変感謝しています』という言葉をいただきました。わずかながらでも、住民の方々に安心感を感じていただけたのではないかと考えている」
県内でも近い将来発生が懸念されている南海トラフ地震。長小田中隊長は被災地の現状を踏まえ、避難の重要性をこう話します。
(県警広域緊急援助隊・長小田敬太中隊長)
「被災者の方の言葉なんですが『地震があってすぐに津波が来てすぐに逃げたので命が助かった』という話がありました。地震等災害が発生すれば、まずはご自身の安全を確保していただいて、ご家族近所の方にもしっかり声をかけていただいて、まずはすぐに避難そして命を守るという行動をとっていただきたいと考えております」
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