ゴミを燃料に変えるタイムマシンを夢見て

コストを比較しても…輸送や貯蔵にコストがかかるグレー水素に比べその場で製造することができるため10分の1ほどで済むといいます。

そのうえ、家庭ゴミのおよそ2割を占めるというアルミのゴミが原料に使えます。

アルハイテック 水木伸明 社長:「ゴミとして出しているのが現状なので。これがもったいないので、エネルギー化しましょうという取り組みです」

なぜアルミから水素を作ろうと思ったのでしょうか?

およそ20年前、富山県内の運送会社で働いていた水木さん。集配の手伝いにトラックを走らせましたが、深刻な大気汚染や地球温暖化が気がかりになったそうです。そのときに思い立ったのは…。

アルハイテック 水木伸明 社長:「バックトゥザフューチャー知っておられるでしょう?あれを夢見ていたんです」

ゴミを燃料に変えるタイムマシン「デロリアン」を夢見て…。水木さんが考えたのは「アルミごみ」の利用でした。